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Statement
Profile
1989年、愛知県生まれ。
画家である父の影響のもと、
幼少期より絵画に親しむ。
武蔵野美術大学大学院 造形研究科デザイン専攻
空間演出デザインコース修了。
時間風景に内包される共存と調和
記憶という存在が持つ色や形、温度、
そして時間に焦点を当て、
さまざまなものが共存する
風景を抽象化し、
コンポジションとして表現する。
多様化する現代において、
共存のあり方を
色彩と質感の関係性に置き換えて探求し、
調和のとれた理想的な世界観を模索している。
非具象でありながら、鑑賞者の内面において
感覚や記憶と接続されることで
象徴物として
浮かび上がる「象徴的抽象」の概念に基づき、
筆致が呼び起こす感覚の残像や、時間が持つ
物理的な厚みをもった画面構成によって、
見る者の内奥に潜む曖昧な感情や感覚に
静かに問いかける。
Statement
過ぎた時間が宿していた確かな情景や物質は、
やがて循環の中で輪郭を失い、薄れてゆく。
ただ、静かな存在として
積み重なっていくそれらを、
わたしはもうひとつの新しい虚像空間として
画面に落とし込む。
時間、存在、記憶、
それらは内側から外側へと、
静かに滲み出すように
境界なくつながり、
ひとつの特有な情景を魅せてくる。
オートマティシズムによる無意識の運動と、
意図的な構築とを行き来しながら、
「蓄積されたもの」としての絵画、
そして「言葉」としての絵画表現を試みる。
象徴的抽象という文脈を取り入れ、
その絵の中に漂う気配や層が、
鑑賞者の内側に静かに触れ、
言語を超えた対話が生まれることを願う。